競馬のプロ 単勝
本当に競馬で儲けているプロは、単勝馬券しか買わないという話があります。配当の低い馬券でどうやって儲けられるのか、と疑問に思う人も多いですが、これは実に理に適った方法なのです。
日本の競馬には、単勝、複勝、枠連、馬連といった昔からある配当が低い馬券のほか、馬単、3連複、3連単、WIN5といった高配当が狙える馬券があります。一般的には、高配当が出る馬券を買った方が儲けが出やすいと考えられますし、100万円を超える高額な払い戻しを受ける人の多くはそうした馬券を購入しています。しかし、一定期間の馬券の収支を確認してみると、思った以上の儲けにはなっていないケースが多く、実際に儲けている人は配当の低い馬券を購入している人の方が多い傾向にあります。
このような傾向になる理由は、配当の低い馬券の方が的中率と回収率のバランスが良いという事が挙げられます。高配当の馬券はそれだけ買い目が多くなり、必然的に購入額も多くなります。さらに難しい馬券なので的中率は低く、高配当により一時的に儲かる事はあっても、継続して儲けを出す事は難しいです。一方、配当の低い馬券は買い目が少ない上に的中率が高いため、コンスタントに設けられますし、少ない買い目に資金を集中させ、払戻金をアップさせる事ができる為、重賞レースなど大勝負をする場合に適しています。
つまり、本当に馬券で儲けられるプロは、ハイリスクハイリターンな高配当の馬券より、ローリスクローリターンな馬券を厚く買う事で、大きな利益を生み出しています。